《知っトク》成績が上がらない隠れた原因
成績が上がらない隠れた原因
それは、何を隠そう『苦手意識』です。
「できないから苦手なのだ」と自分で決めつけてしまうことが、一番よくありません。
勉強がわかるようになる、または成績がよくなるには、プロセスがあります。
『①意味が分かる → ②自分で考えてできる → ③覚えておく』
説明な上手な先生に教えてもらうと、よく分ります。
これが①の過程です。
黒板を使った集団授業スタイルの塾が、この①に力を注ぎ、勘のいい子どもに適しています。
じゃあ、②は家庭教師や個別指導スタイルの塾にあたるのかと言えば、そうではありません。
一般の個別指導も、ひとりひとりの子供の学力・理解力に合わせて指導するわけですから、
丁寧さは集団指導に比べ段違いにあれど、それだけではやはり①の域を抜けきれません。
でも、良い個別指導の先生は②に力を注いでいます。
ただ教えっぱなしではなく、生徒の理解度を試し計りながらの指導を心掛けてくれます。
良い先生とは、学力がある先生ではなく、生徒が自分で考えてできるようになる工夫をしてあげれる先生のことを言うのではないでしょうか。
その上、その次に来る、最も信頼できる優れた塾とは・・・
もちろん生徒の成績を上げてくれる塾ですよね。
塾に通い頑張っているのにもかかわらず、テストの成績が今イチ。
他塾から私の塾を訪れるお子様に、よくあるケースです。
その多くが②の域まで達しているのに、③ができていない。
覚えていないのです。
せっかく②まできたのに、非常に残念です。
③まで来ないと、成績は伸びないのです。
「わかったから、私はできる」と思い込んで、結果忘れてしまうのです。
塾も①・②の課程の責任を果たしたから、後は生徒次第にするところが多くあります。
優れた塾とは、③の課程を大切してくれます。
③の大切さを生徒に教え込みます。
では本筋に戻りますが、③の『覚えておく』ということは、苦手意識に深く関係しています。
過剰な苦手意識を持っていると、いくら①②ができても、頭の脳細胞自体が覚えておくことを拒否してしまうのです。
私は医者じゃありませんから、その根拠・証明なんてできませんが。
でも、これは私、塾長の経験に基づく持論であり、間違いないと確信しています。
ですから、苦手意識を持つことが、勉強の最後の覚えておく③の過程の妨げにすごくなっています。
子どもに、『あなたは勉強ができないから勉強しろ』と言っていけませんよ。
子どもにも、『私は苦手だから、できない』なんて言わせてはいけませんよ。
その考え方が一番覚えようとする自身の足を引っ張っているのですから。
『わからん』は禁句です。使っていけない言葉です。
分ろうとする意識を邪魔します。
③の課程の次にしか、「成績が伸びる」結果は、待っていないのですから。