《知っトク》当塾において『指導』で気を付けていること②
塾もしくは家庭教師の先生にマンツーマンで、わからないところを教えてもらっているはず・・・。
なのに、子供の成績が伸びないとお悩みの保護者の方から、よくご相談を頂きます。
その成績不振の原因はカンタン、教えてもらったことが子供の身についていないからですよ。
教える側が手っ取り早く、生徒に問題の解答を解説し、あとの理解は子供次第にしてしまった結果が、それが一時的に子供の教えてもらった満足感を満せたとしても、成績が上がらないままということになってしまうのです。
これでは子供自身、頑張ったのだからテストが悪くても仕方がないという諦めが積もるばかりか、お母さんのせっかく塾に行かせているのに…というその塾への不信感が沸いてくるのも当たり前です。
ではでは当塾では、どうしているかといいますと・・・
『教えない教育。気付かせる指導』を重視しています。
あれ?あれ?教えない??
この先がまだあります。
つまりポイントは
①教えるよりも、自分で理解させる
②やってあげるよりも、自分で解決させる
③助けるよりも、自分で達成させる。
これを原則として、塾生に指導するようにしています。
決して教えないというわけではありません。
このような『自分で考え、気付かせてやる指導』は時間・労力が必要であり、いつもすぐに教え手助けするような塾と比べ非効率かもしれませんが、勉強をする子供にとってはとても効率的な教育方法だと信じています。
わからない問題は先生に手伝ってもらい、解くクセのついている子供の成績が、どうして伸びるわけがあるでしょうか?
『すぐには教えてくれない。わからないからこそ、自分でしっかり考えるんだ。』ということを子供にしっかり教えこむことが肝心です。
私は塾生によく言います、「今教えないのは、君なら必ず解ける問題だと見込んでいるからだ」と。
勉強に限らず、家庭でも子供教育においても、子供が「助けてくれない・教えてくれない・手伝ってくれない」などと嘆いているうちは、成長など見込めませんよね、実際。
指導技術としてひと手間かけて、すぐに答えを求めない、自分で考える時間を惜しまない子供に成長させてやることが、一番の成績アップになるのです。