《知っトク》当塾において『指導』で気を付けていること①
先立ってこれから述べる当塾の『指導』(理念)が、保護者の方に共感いただき、ご家庭におけるお子様の指導に少しでもお役立ちできれば幸いです。
◆まず『指導』において、常に念頭にある考えは…
①人(子供・塾生)には可能性がある。
②人(子供・塾生)には向上心がある。
③自分(子供・塾生)と未来は変えられる。
④答えはその人(子供・塾生)の中にある。
⑤言葉は行動を変える。
それらにプラスして、塾生との信頼関係を築く努力をし続けること。
◆では実際に『指導』で心がけることは…
①自分(塾生)で気付かせる。
②塾生(子供)のペースに合わせてあげる。
③塾生の目線になる。
④塾生の言葉(答え)を、素直に共感を持って聞く。
⑤塾生に合わせたほめ方をする。
◆「ほめ方」について…
ただほめればいいってものではないはずです。
塾生(子供)の心に響いてこそ、ほめる意味があります。
ほめる行為とは、つまり愛のメッセージです。
そうするには、塾生(子供)の頑張りを具体的にほめてあげる必要があります。例えば、
「よくできた」とほめるか、「よくがんばった」とほめるのか、「よく気付いた」とほめるのか。
このニュアンスを間違えると、塾生(子供)の心には響きません。
◆「しかり方」について…
塾生(子供)を「やる気」にさせるという意味で、「しかる」ことも「ほめる」ことの一部です。
感情にまかせて怒るのでは、愛のメッセージにはならず、子供の心に響きません。
しかるコツは、短く、どこが悪いのかを指摘することです。
ネチネチと感情をぶつけるのは、大人の怒りの発散であって、全く効果は生みません。
◆先生(大人)から、塾生(子供)に対する質問の仕方は…
言ってはいけないのが、「なぜ・・・できないの?」。
良い言い方は、「どうしたら、・・・できるの?」。
この違い、つまり後者には、塾生(子供)に自己責任があることを意識させる意味合いがあります。
◆「やる気」にさせ方について…
①聞いてやる ⇒②認めてやる ⇒③質問・提案してやる ⇒④行動に移させる ⇒①に戻る
この①~④の繰り返しが、塾生(子供)を「やる気」にさせる基本です。
つまり、塾生(子供)に意志を主張させ、自己責任を取らせ、自らさせること。
◆「継続」をいかにさせるか…
塾生(子供)に、目的(目標)を意識させることが大切です。
もしそれが数字で示せれば、さらにブレにくくなります。
塾生(子供)に、最終目的と途中目標をイメージさせれれば、言うことありません。
やらなければならないことでなく、やることを意識させることです。
さあ「勉強は、君(塾生・子供)の未来の夢を実現する手段・方法なんだとよ」と、言ってやってください。
こうした指導の最終点として、塾生(子供)に、自分でできるイメージ(自己肯定感)を植えつけられれば、必ず勉強ができる子に変身できるでしょう。