《知っトク》子供は、ほめて伸ばす
『ほめる』とは、どういうことなのでしょうか。
『ほめる』とは、ズバリ、あなたの子供に対する愛のメッセージに他なりません。
「◎◎ちゃん、すごく頑張っているね」と、ただその子の行動をほめるだけでは効果不足です。
「◎◎ちゃんが頑張っていることに私はすごく感動したよ」と、子供に自分の気持ちを伝えるのです。
この心がけだけでも、『ほめる』効果に雲泥の差が出ます。
そして、子供の性格を見て、ほめ方をかえるのも大切です。
難しい問題を解く子供をほめる方法にも、その子の性格に合わせて、3パターンにあります。
①結果第一型・・・プロセスより、とにかく早く解けて、答えが合っていればいいという子。
②コツコツ型・・・・マイペース。解けることよりも、取り組んでいること自体にやりがいを感じる子。
③工夫型・・・・プロセス、解き方にやりがいを見出す子。
だいたいこの3パターンに子供は分かれますから、ほめ方も自ずと変える必要があります。
①の結果第一型の子には、「よくできたね」と声をかける。
②のコツコツ型の子には、「よくがんばってるね」と声をかける。
③の工夫型の子には、「よく気がついたね」と声をかける。
・・という具合にです。
このポイントを押さえ、ほめてやると、子供の心に響き、やる気が湧いてくるわけです。
すると次第に[またこの先生にほめられたい]・[またお母さんにほめられたい]という気になり、
次には[また先生を喜ばせたい]・[またお母さんの喜ぶ笑顔がみたい]となってきます。
これが子供の心を突き動かし、勉強に向かわせる動機付けに一番なりやすいのです。
具体的な夢も持たない将来を目標に勉強するなんて、実際モチベーションなんて生まれませんよね。
このように『ほめる』意義をわかっていただけると、きっと今までと違った『ほめ方』ができるはずです。
さあ、みなさんも明日から、上手に子供をほめちぎりましょうね。