《知っトク》子供の言動
『勉強しなさい!』
子供が親の言うことを聞かない。
そんなとき、ついカッと感情的になって、怒ってしまうものです。
でも、それで子供が親の言うことを聞くのであれば、感情的になったりはしないはずです。
つまり、カッとなるやり場のない感情を、子供にぶつけているだけで、なんの効果もないはずです。
日頃からよく怒られる子供ほど、親の言うことなど、まさに「馬の耳に念仏」ではないでしょうか。
そもそも、子供の言動など、コントロールできないものです。
自分じゃないんですから、当然と言えば当然ですよね。
なら、どうすればいいのか。答はカンタンです。
あなた自身の子供に対する対応をコントールするしかありません。
親として、自分自身の対応なら、100%コントロールできるはずです。
いくら言っても、いくら怒っても勉強しないという子供には、ほとほと腹が立つものです。
でも次は、そこをグッと我慢してください。
目的は、いかにして子供に勉強してもらうかです。
それに対する親の行動には実にさまざまな選択肢があります。
怒る以外にも、しかる・さとす・サポートする・ほめるetc。
我が子が心の底から「あぁ、次からはこうしよう」と思うために、どの選択肢を選べばよいかは、親のあなたが一番わかっているはずです。
冷静に「我が子にとってベストな親の言動」をあなた自身が選んでみてはいかがですか。
いつもと少し違う親の言動に、少なからず子どももいつも違う反応を見せてくれるはずですよ。
お試してあれ。
ちなみに、私は塾で指導する際、ひとり一人の塾生により、その方法は変えています。
同じ科目・同じ単元であっても、、その日のその子の様子によって、変化をもたせています。
「どうしたら、今日のこの子は、やる気を持って、この問題に取り組めるか」
ここに塾の違いがあると、思います。