《知っトク》理科・社会は覚えたらいいだけ・・は大間違い。
『理科・社会は覚えたらいいだけ。』
確かにそう言った言い方もできなくはありませんが、少々乱暴すぎる言い方だと、私は思います。
理科・社会の定期テストの点数が良くないと、親としては、つい子供に「理科・社会は覚えるだけなのに・・」』と言ってしまいがちです。
でも、勉強をもともとしてない子供にしてみれば、『何だ、そうか』となり、親の思惑とは全く逆に、ますますそれらの科目を軽視するようになるのがオチです。
だって、そうでしょう。
「覚えるだけだ」と子供に言って、定期テストで理科・社会の点数が上がったという話は
あまり聞きませんよね。
英語・数学は重要な科目ですし、塾でも数学・英語が主流ですよね。
子供達も自ずとその意識は高く、日頃の学校の授業でも、理科・社会よりも、
数学と英語に一生懸命取り組みます。
でも、理科・社会も同じく重要だと私は思います。
だって、通常、高校入試でも英・数・理・社・国の配点比重は同じですし、受験の内申においても、同じく評価基準です。
そう言った意味では、理社は、英数よりも点数が取りやすいので、むしろ重視すべきかもしれません。
ですから私の塾生たちには、理科・社会の授業も日頃から大切にするように言い聞かせます。
日々の学校で、理科・社会の授業を中途半端に理解していては、
やっぱりテスト前にいくら一生懸命勉強しても、中途半端以上に理解できるはずがありません。
日頃の授業を疎かにすると、いくら勉強しても、結果はよくならないは一目瞭然です。
だから、『理科・社会は覚えるだけだ』と、済ましてしまってはいけないのです。
数学・英語と同様に、わからないところはその日のうちに解決する姿勢が絶対不可欠です。
ひっくり返せば、理科・社会は理屈や流れを日々の授業の中でしっかり理解できていれば、テスト前には『覚えるだけ』と言いことにもなります。
それに、理科・社会のテスト勉強を始めるのは、テスト発表があるテスト1週間前では実は遅すぎます。
覚え切れません。誰しも経験があると思います、一夜漬けの。
だから、テストの2週間前から取り組むのがベストです。
誰も言いませんが、理科・社会が得意な子供はみんな、自然とこれを実践しています。
これを読んだ人は、『へえ、そうなんだ』と終わらしてはダメですよ。せっかくだから。
ウソだと思って一度、マネしてくださいね。
◎理科・社会の極意・・・・・
『その日の授業は、その日のうち理解し、わからないところはほったらかしにしない。
理科は理屈っぽく、社会は全体把握・流れが重要。
そして定期テスト対策は2週間前からすること。』