《知っトク》勉強を「楽しく、早く、楽に」する方法
私たちの脳は、大体が怠け者で、わがままで、だだっ子です。
「楽しいもの」や「緊急性が高いもの」には反応しますが、「つらいもの」や「緊急性を要しないもの」には反応しないようにできています。
例えば、大好きなテレビゲームしているときは、すごい集中力を発揮し、脳はフル稼働です。
トイレに行くのも忘れ、近くを救急車が通ったことにも気づかず、あっという間に時間がすぎちゃいます。
でも、苦手な数学や英語になると、集中どころか、やらない理由ばかり考えちゃいます。
そして「どうせ、定期テストまでは必要ないや!」。これでもうする理由はなくなりました。
結果、定期テストがどうなったかは、言うまでもありません。
そしてまた反省するのです。次から頑張るぞ!?・・・なんて。
私たち人間はまた反省するのも苦手なのです。
だれだって、自分の悪いところを見つめて直そうとするのはつらいことです。
つらいことは避けて通ろうとするは当然です。
これではいつまで経っても、勉強はできせん。
そこで、このことをよく理解した上で、次を実践してください。
数学を例にとって、説明します。
家にいるとお母さんが「勉強しろ」とうるさいから、問題集に取り組んでいるとします。
でも、どうして解けばいいのか、わからない。
いつものイライラして集中できなくなる前に、どうぞ解説やヒントを読んでみてください。
できれば答えは見ずに、でもわからなければ見てもかまいません。
答え合わせが済めば、どんどん次の問題に取り組んでいきます。
でも、最後には必ず解説や答えを見た問題には、再挑戦してみてください。
こうすれば、同じ机に向かう時間でも、ずっと楽に勉強できるはずです。
もうひとつ・・・
学校や塾で習ったことを同じ方法で、その日のうちに復習すること。
これをしないと、脳は「覚えた内容は当分必要ない」と判断して、記憶の奥に
しまいこんでしまい、テストのとき取り出すのにめんどうになります。
だから、繰り返すのは早い方がいいし、そのための復習です。
この復習するというクセがつけば、授業中にも必要にせまられて集中力が高まり、
聞く姿勢もできあがり、一石二鳥になりますよ。
もう一度いいますね。
『どうぞ答えを見てください。』
答えを見たら誰だってできる、インチキだと思われるかもしれませんが、実はそれは誤解です。
要は、いかに勉強を「楽しく、早く、楽に」するかです。