《知っトク》家庭学習~予習
次の授業で勉強することを、前もって勉強しておくことが、予習です。
当たり前のことですが、では予習の目的って、なんだろう。
それは、「授業の内容を十分に理解すること」にあります。
これも当たり前のように思えるかもしれませんが、この目的をはっきりとわかっておくで、実際に予習で何をすればよいかが、よく見えてきます。
『どこがわからないかを、つかむのが予習』です。
たとえば、算数や数学の問題の予習をする場合、いくつかある問題のうち、①短時間で解けた問題、②解くのに時間がかかった問題、③解けなかった問題 に分けておこう。
授業では、①は軽く復習のつもりで、でも②③はしっかり理解するつもりで話しをよく聞けばよいのです。
わからないところがどこなのかを知っておくことが、最大の予習目的です。
その上で、『一部だけでなく、全体を少しでもまんべんなく予習』するようにしましょう。
予習に多くの時間をとれないとき、次の授業の内容の一部だけを勉強するのは効果的ではありません。
たとえば、英語の文章の初めの一部分だけをしっかり予習していても、その後を全く目を通していなければ、授業での十分な理解は期待できません。
それよりも、全体をさっと見て、わからないところをピックアップしておくべきです。
このようにせっかく予習したのに、目的が定かでないと勉強の効果が半減してしまう理由を、わかって頂けましたか。
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